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2011年10月05日

Steve Jobs氏 死去

                  ジョブス1

先日の2011年10月5日、朝のニュース番組を見ていたところ
「スティーブ・ジョブス氏 死去」という速報が入り、ショックを受けてから早一週間近くたちまして、
長年Macを使ってきた私も今更ではありますが、ブログに記録を残しておこうと思います。


                  ジョブス2

最初にMacに触れたのはもうかれこれ17~8年前でしょうか。
まだディスプレイが3万2000色で、メインメモリが8MB、HDDは160MB、なんていう時代です。
CPUのクロック数なんて25Mhzとかだった。

確か機種はMacintosh LC 520という機種。

たまたま従兄弟が転職する際、仕事で使っていたMacを譲ってくれたのがきっかけでした。
当時はまだまだパソコンなんて家にあるところは珍しく、
何ができるんだかわからないけどなんかすごい!って感じでしたが、
やはり「CGデザイナー」になるきっかけだったと思います。

そこから長い事Macと、Appleとつき合ってきましたが、
新しい製品が出る度に心が躍ったのは、少なからず故・スティーブ・ジョブス氏の
クリエイティビティがあったからこそではないでしょうか。

彼はインタビューで「目的をしぼってそぎ落としてモノを作る」という価値観を語っていた事がありますが、
それはモノを作る上で非常に共感を覚えました。


私もキャラクターを描くときはできるだけ情報量をしぼってシンプルにデザインする、
というスタンスを心がけています。
ただ間を取り入れるとよほどセンスが無いと絵的に寂しくなったりするのですごく難しいのですが・・。






そして今も昔も、よくMacを使っているというと

「なんでMac使ってるの?」

といわれる事が多々あります。



私の感覚でいうと、例えていうなら

絵描きがペンを選ぶのと同じ。
ミュージシャンが楽器を選ぶのと同じ。
書道家が筆を選ぶのと同じ。

私の場合でいうと原画のラフを製図用のシャーペンで描くのですが、
別段100円のジムニーとか安いシャーペンでも同じ絵は描けるわけです。
(※現在名称はジムメカ。安くていいシャーペンです!)

ですがステッドラー製の1000円以上するシャーペンを使ってます。


「Macを使っている」というと論争を巻き起こすのに
「製図用の高いシャーペンを使っている」というと関心されます。




相手の趣向が、自分にとって造詣があったり理解の及ぶものだと理屈づいて物事を計りたくなるのですが
そうではない価値観をコンピューターに与えてくれたのがMacじゃないかなぁと私は思ってます。

ジョブス氏もそう言った感覚を目指していたんだと思います。



こういう「Mac信者」的な事を書いてると、キモイと晒されそうですけども、
まあ今回は流石に致し方ないと思って勘弁して頂きたい。




話は反れてしまいましたが
今後もAppleがいいモノを作っていってくれる事を期待しつつ
スティーブ・ジョブス氏のご冥福を心よりお祈り致します。