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KORG KRONOSまとめ

世界の楽器の祭典、「2011 NAMM Show」で発表された
日本の楽器メーカー「Korg」の新しいミュージックワークステーションシンセサイザー
Kronos」(クロノス)の情報が解禁になりました。

すでにサイトには公式ページも公開され、Youtubeには海外向けの公式デモムービーが公開されています。↓





その他にはNAMMでのインストラクターによるデモを撮影した動画等もすでに投稿されています。




デモムービーはいずれもKronosのエンジンである九つの音源を説明するものになってます。
九つの音源はいままでKorgから発売されたシンセサイザーに搭載され、好評だったものを搭載したようです。

シンセサイザーとしてのポジションとしては数年前、Korgよりフラッグシップとして発売された
OASYS」(オアシス)というシンセサイザーの後継機種ではないかという見方が多いようです。

事実、OASYSの搭載していたPCM音源HD-1等、数多くの機能と踏襲しています。

OASYSはその機能と音を維持するために、価格と本体サイズが非常に大きくなってしまっていましたが
KronosはOASYSより数段パワーアップして、なおかつサイズは通常のシンセのサイズに押さえて来ています。

筐体のデザインとしてはちょっとおとなしくなってしまった感じはありますが
非常に期待できるスペックとなっているようです。


搭載する九つの音源も、OASYSに搭載されていたPCM音源であるHD-1のほか、

SGX-1というノンループのピアノ専用音源、
EP-1というエレピ専用音源、
アナログシンセサイザー「Korg MS-20」をシミュレートしたモデリング音源のMS-20EX、
アナログシンセサイザー「Polysix」をシミュレートしたモデリング音源のPolysixEX、
OASYSに搭載されたアナログモデリング音源のAL-1、
ProphecyやZ1という名機と呼ばれるシンセに搭載されたVPM/FMシンセシス音源のMOD-7、
そして新開発フィジカル・モデリング音源のSTR-1

と、とにかく盛りだくさん。

かつて、複数の音源方式を採用したシンセとしてはYAMAHA EX5を思い出しました。

EX5やOASYSが発表された時も「すげーのが出たなぁ」と思いましたが
今回もなかなか面白いシンセが出て来てうれしいです。

このご時世の中、PCのスペックの進化で立つ瀬が無くなって来た感が否めなかったPCM系のシンセ、
そして「ワークステーション」と呼ばれるシーケンサーと一体型になったシンセサイザーですが、
こうして馬鹿正直に真正面から追求していくKORGの姿勢はすごくうれしいと思います。

会社としては国内楽器メーカーの中でも大きい方ではありませんが
是非楽器業界を引率していってほしいと思います。


うちも置く場所が確保できればKronos欲しいなぁ・・